京都大学准教授 藤原辰史先生 講演会のお知らせ


<講演者プロフィール>

藤原 辰史 先生

1976年北海道生まれ、島根県育ち。京都大学人文科学研究所准教授。

歴史学を専門とし、農業史・環境史を主に研究する。これまで戦争、給食、「食べること」について思考を深める。マスコミ各社より学校給食に関する取材を受ける、学校給食研究の第一人者。


優しくロマンあふれる語り口に、鋭い歴史考察。複雑な政治的背景や登場人物の思惑も、まるで同じ時代に生きて、彼らの息づかいまで聞いているかのような臨場感。


押し寄せる文学的キラーワードの数々に、胸倉をつかまれて感情をぐらぐらと揺さぶられながら、どんどん読めてしまう著書多数。


近年の活動:農林水産省、京都、東京、福岡大学をはじめ各地での講演会。『両手にトカレフ』著者、ブレイディみかこさんとの対談。日本経済新聞社にて2022年7月より毎週水曜日にエッセーを寄稿。


講演会のテーマは・・・

「食の哲学入門ー給食から社会を変える」


私は2年前、この活動(と言っても、義務教育の中学校に普通の給食を求めているというだけなのですが)に関わるようになってしばらく後に、藤原辰史先生の『給食の歴史』(岩波新書)を読みました。


そのころ、私は全員制給食を求めて、大野城市議会議員さんや市と面談を重ねる中で、そのあまりの逆風に、なんとなくこの活動が社会から応援されていないような、そんな不安を抱えていました。


『給食の歴史』はそんな私に、戦後日本で飢えに苦しむ子どもたちを、どうにか生き延びさせようと、その身をけずって奔走した市井の人々の生き生きとした姿と見せてくれました。


そして、現代の日本においても、子ども達が貧困や虐待の犠牲になることなく、正しい食生活を身に着け、正しく生きていく道しるべとなる、学校給食の可能性を示してくれました。


藤原先生の言葉はその一つ一つが熱を帯び、無名の人々の努力を照らしてくれています。そんなわけで、『給食の歴史』は私の心に未だに給食の火を灯し続けているのです。


そんな藤原先生が、なんと!!
この大野城市にいらしてお話してくださいます!!


何故かというと、本を読みガーンとなった私が、恥を捨て先生に手紙を書いたからです。旅にも出てないのにかき捨てました。


『絶対無理だとは思いますが、どうか大野城市で講演会をしてください。』

まさかの、『分かりました。』というお返事を頂いた時は、会社から躍り出て泣きました。


そんなわけで、皆さんに先生の講演会をお届けできる事を本当にうれしく思います。

しかも、クラウドファンディングで沢山のご支援をいただき、入場無料で開催です。

託児まであります。夢のようです。


また、多くの協賛、後援をいただき感謝申し上げます。


協賛:NPO法人エンパワメント福岡
後援:朝日新聞社 RKB毎日放送局 西日本新聞 毎日新聞(五十音順)


ぜひ多くの大野城市民、藤原先生ファンの皆様のご来場をお待ちしております!

※お申し込みは下記グーグルフォームよりお願いいたします。

講演会当日、会場で購入可能な書籍のご紹介 ↓↓↓

販売の時間があまりないので、こちらで選んできてくださいね。


『給食の歴史』岩波書店 

『食べるとはどういうことか:世界の見方が変わる三つの質問』農山漁村文化協会

『縁食論』ミシマ社

『中学生から知りたいウクライナのこと』ミシマ社

中学校のより良い給食を考える会@大野城

私たちは2019年夏、大野城市中学校に全員制学校給食が無いことに驚いた、育児休業中の母親により発足しました。 2020年8月、井本市長に大野城市民による3516筆の全員制の学校給食を求めた署名を提出しましたが、回答はありません。 福岡県内60の自治体の内54自治体が、中学校に「小学校のような給食」を実施しています。学校給食はすべての子どもを受け止める社会のセーフティネットです。

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